今週から新米があたらしくなります
今週からのセルクルランチにはオーナーの姉が作った播州ヒノヒカリの新米になります。
以前にも一度解説しましたが、オーナー姉一家は兼業農家の播州人。自分たちで食べる分は自分たちで作り、あまった分をJAなどに出荷しています。そのためなるべく農薬を控えた低農薬栽培に取り組んでいます。姉の作業の様子を少し追ってみたいと思います。
田植え前に行う、いわゆる代かき(しろかき)です。これはいわゆる水田を耕すという作業ですが、稲作の場合はこの作業をすることにより均質な泥になり目詰まりを促進したんぼの水漏れを防ぐ、飛来した雑草の種を空気に触れない土中に埋め込む、土中の栄養素、酸素を均一化する、土を柔らかくして苗の根付けをよくする、などの効果があるのです。これを田植え前に時期をみながら2〜3度行うのが常識のようです。
オーナー姉の勇姿。田舎に住んでいればなんでも運転できるようになるのかな? トラクターとコンバインは一度は運転してみたい憧れの乗り物です。
田植えが終わってしばらくしてからの田んぼ。雑草が侵食してこないようにあぜ道の草刈りもこまめにしないといけません。
田んぼの世話をしているオーナー姉。平日は夫婦とも仕事をしているため、こんな作業は土日になります。兼業農家って実質休日が非常に少ないのです。
こんな不思議な乗り物にのっていました。これは稲が穂を出す直前に肥料を追加している『穂肥』を投入しているところのようです。小型エンジンが付いているように見えるので、動力で進むのでしょう。まあ足漕ぎでは絶対不可能なぬかるみに見えますから。稲の根の横に溝をほり、そこに肥料を落としていく仕組みのようです。
収穫間近のヒノヒカリの水田。稲刈りする前にもあぜ道の草刈りをしなければいけないという、なんとも手間の掛かる作物です。コンバインに乗るだけなら楽しそうですが…。
という手間の掛かった作業を経て、播州産低農薬栽培ヒノヒカリを毎年大量に(卸値で)購入させてもらっています。新米の季節が過ぎましたら、再び栄養価重視の五分づき米に戻そうと思っています。12月いっぱいまでは美味しい新米をお楽しみください。